3月下旬、SNS上に利用客によって回転寿司店の皿を戻す投入口に、開封された避妊具が置かれた写真が投稿され、物議を醸していた。
回転寿司チェーン「くら寿司」は2日、SNS上で拡散されていた迷惑行為をめぐり公式サイトで声明を発表した。
くら寿司の今後の対応
事実関係を認めた上で迷惑行為の実行者から当該店舗に謝罪したいとの連絡があったと報告し、「許される行為ではなく、当社として厳正な対応を行う予定です」と伝えた。
公式サイトでは
「当店店舗での迷惑行為について」
との文書が掲載され、
「先日よりご心配をお掛けしています、当社店舗における迷惑行為につきまして、当社の独自調査によって、該当店舗と実行者についてはほぼ特定できていました。
昨日、実行者を名乗る者から当該店舗に、謝罪したいとの連絡がありました。
今回のような行為は、多くのお客様にご利用いただく飲食店として、許される行為ではなく、当社として厳正な対応を行う予定です」
と今後の方針を示した。
続けて
「尚、当該店舗につきましては、すぐに消毒を行うなどの対応を行っております。今後もお客様には、安心して当社店舗をご利用いただきますようお願いいたします」
と呼びかけた。
なぜ迷惑行為は絶えないのか?
1. SNSの影響
承認欲求を満たすために、目立つ行動や過激な動画を投稿する人が増加しています。ショート動画の流行も影響しており、短時間でインパクトを与える内容が求められるため、迷惑行為がエスカレートしやすい状況です。
2. 人員削減と機械化
飲食店での機械化が進むことで従業員の数が減り、人の目が届かない場所が増えた結果、迷惑行為を「バレない」と軽視する人が増えています。
3. 意識の低さ
行為による店舗への影響を軽視し、衝動的に迷惑行為を行う人が存在します。飲食店が身近な存在であるため、自制心が働きにくいことも一因です。
4. クレーム対応の課題
ピーク時にスタッフが十分な対応をできない場合、顧客の不満が迷惑行為やハラスメントに発展することがあります。
これらの要因により、迷惑行為は継続的に発生し、その影響で店舗側は信用低下や売上減少といった深刻な損害を受けています。
迷惑行為を被るお店で寿司チェーンが多い理由は
寿司屋、とりわけ回転寿司が迷惑行為を受けやすい理由には以下の要因があります。
1. 機械化による人員削減
回転寿司ではオペレーションの簡略化が進み、従業員との接触が少ないため、監視の目が届きにくい状況が生まれています。
2. 店舗の構造的特徴
回転レーンやセルフサービスの仕組みは、他人の注文品に触れるなどの行為を物理的に容易にしてしまうため、悪用されやすい環境です。
総じて、オペレーション簡易化による人件費削減の策が、セルフサービスを増やし、悪用されるケースが増えてしまったのかもしれないですね。
まとめ
くら寿司の方針と迷惑行為が絶えない理由について解説しました。
本人達からしたら、少しのイタズラ心かもしれませんが、お店側からしたら、何百万円、何千万円、下手したら数億円規模の損害になり得る事態だということをたくさんの人が共有していかないと根絶されないのかもしれませんね。
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